ドル円相場と日本の株式市場はほぼ連動する
みなさんは、為替レートとはどんなものかご存知でしょうか?
毎日のニュースでも流れていますし、新聞でも見ることが多いですから、「為替レートは知っている」でも、具体的に、為替レートを説明出来る方も少ないと思います。
為替相場は輸出企業を中心に日本株に大きな影響を及ぼします。特にドル円レートと日経平均株価は過去にもほぼ連動してきました。円安で株価は上昇し、円高では下落しますが、個別銘柄で見れば円高メリット銘柄で逆行する動きもみられます。
為替レートとは外国為替レートのこと
為替レートと呼ばれているものは、外国為替レートのことであり、外国の通貨に対する交換比率のことを言います。
また、外国の通貨を、総称して外貨と呼びます。
ちなみに、外貨を購入したいと思ったら、証券会社や、銀行、または、外国為替証拠金取引業者を使わなければ購入出来ません。
円安になれば株価上昇円高は株価下落
例えば、アメリカのドルと、日本の円の場合で説明すると、為替レートはどのようになるのでしょうか。
仮に、1ドルが115円としましょう。
この場合、1ドルあれば、日本円の115円と交換することが出来ます。
ドルの需要が日本円より、上がれば、ドルの価値が上がり、ドルが上昇することになります。
そうなれば、円に対しても、ドルの価値が上がりますから、115円では1ドルは買えないようになります。
これで、円が下落したことになります。
この、交換比率と言うものは、その国の経済情勢が通貨に変化をもたらすものです。
国の状態によって、通貨の需要が増えたり、減ったり、需要供給で変化し、為替が変動します。
米ドルと日経平均株価は連動している
為替相場は日本の株式市場に最も影響を与えるファクターのひとつです。
特に米ドルと日経平均株価は程度の差はあっても値動きはほぼ連動しています。
ドルが上昇すれば(円安)日経平均株価は上向き、下落すれば(円高)日本株も下落します。
中長期的な為替相場のトレンドに影響を受けるのはもちろん、日々のわずかな為替変動にも株価は敏感に反応します。
また、外国為替レートでは「2wayプライス」と言うものから決まるのですが、それが、買値と売値です。
顧客が、外貨の注文を出す時、FX業者が使う言葉で、ビッドや、アスクと言うものがあります。