外貨預金のメリットとは?
外貨預金のメリットといえば、日本の銀行の預金に比べて金利が高いということでしょう。
この低金利時代はまだまだ続きそうなので、なるべく金利(利息)が高いところに預金をしたいですよね。
では、外貨預金のメリットは金利だけなのでしょうか?
外貨貯金を始める前に外貨貯金のデメリットや注意点、そしてリスクも念頭に入れておく必要があると思います。
ここでは、わかりやすく外貨預金のメリットとデメリットを解説していきます。
外貨預金を比較してみましょう
各銀行で取り扱っている外貨預金を比較してみると、取り扱い通貨(米ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、ポンド)などの種類と、預金の種類(普通預金、当座預金、1ヶ月から24ヵ月など期間を決められる定期預金などがあり、商品にはあまり差異はないように思われます。
また、利息や為替差益にかかる税金も利率はどこも同じなので、こちらも比較対象にはなりませんね。
比較すべき点は、銀行ごとに異なる通貨の種類、最低預入金額、金利、手数料等の条件といえます。
外貨預金のデメリット
金利が高いことがメリットの外貨預金ですが、デメリットもあります。
外貨預金は円を外貨に換えて預け入れ、満期時には再び円に換えて引き出します。この満期時に預け入れ時よりも円高になっていると、為替差異がでて元本割れをしてしまいます。金利の変動があまりない場合でも、手数料などを差し引くと元本割れをしてしまうケースもでてきます。最近はネット銀行などでは為替手数料の引き下げられてきています。
また、為替レートは一日1回の更新になります。FXをされている方なら、1日のうちでも変動するレートを見て、高くなったときにリアルタイムで売買できますが、外貨預金ではこれができません。そして取引ができる時間帯も銀行の営業時間内に限られています。
こちらの問題も、ネット銀行では、リアルタイムの取引ができることが増えてきています。
外貨預金のリスクを把握しよう
為替差異や手数料などの問題は外貨預金のデメリットにあげられますが、うまくコントロールをして取引をすれば日本の銀行に預けるよりも高い利息を享受できる可能性もあります。
ここで、あえてデメリットではなくリスクという観点で見ると、外貨預金はペイオフの対象外であることを覚えておいていただきたいです。
ペイオフとは、銀行が破綻した場合に預金保険機構による保護の対象外で、銀行が払える範囲内での保障となってしまいます。預金の一部、もしくは全額が返ってこない場合も考えられます。
このようなリスクも念頭に置き、外貨預金の口座を選びましょう
やはり現在のおすすめは自宅のパソコンで情報を入手でき、リアルタイムで取引ができるネット銀行が有利といえます。手数料も割安なことも重要です。
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外貨預金口座を決めるポイント
外貨預金を始めるときに、どこの銀行で口座を開設するか決めるのに、いろいろな点を比較する必要がありますが、先にも述べましたが通貨の種類や金利や手数料は銀行により違いがあります。
さらに同じ通貨であっても、銀行ごとに金利や手数料に違いがありますし、逆に同じ銀行内でも通貨ごとに金利や手数料が違ってきます。
一般的に流通量が多い米ドルやユーロなどは、為替手数料は比較的割安の傾向があります。