back | next

終身保険で老後は保障できるか

スポンサードリンク

終身保険のキャッシュバリュー(現金の価値)の部分が、将来年金にかわるというスタイルがあります。

終身保険は非常に長期の養老保険で、いまの満期の年齢は、男性が105歳、女性が109歳です。

たとえば終身保険金額が1000万円としますと、男性で105歳、女性で109歳になれば1000万円をもらえる。

そういうものを60歳前後で年金の形に変えようということですが、満期まで半分ほどしか経過していない段階で、果たして十分な金銭価値があるのか、そういろものに老後を託せるのかという問題があります。

「終身保険」では、死亡保障にも生存保障にもならない

終身保険の場合、途中で死ぬ人のために保険金を払わなければいけないので、その保険料の中には個人年金保険の揚合よりも明らかに掛捨ての部分が多く含まれています。

たとえば、1万円の保険料を払って翌日死んだら、その人に1000万円払わなければいけない。残りの999万円は、集めた保険料の中から払わなければいけないわけです。

このための保険料は、長生きした人にとってはほぼ掛捨てになります。もちろん、その部分は年金の原資には回らない。

定額型の年金保険ですらあてにならない

こう考えると、死亡保障がほとんどないと考えてよい定額型の年金保険ですらあてにならないのに、終身保険で老後資金をつくるというのはとんでもない話だということがわかると思います。

終身保険はあまり役に立たない?

終身保険は、死亡保険としても、生存保険としても、あまり役に立たない。
若いうちは解約返戻金が小さくて60歳を超えたら増えるとか、金融情勢の変化に沿って予定利率が変動するというようにいろいろな形が出てきましたが、それは一つのバケツの中で水が上のほうにあるか下のほうにあるかという程度の違いで、本格的な生存保障、死亡保障の手段としては弱い。

ですから、理屈の上では終身保険は要らない場合が多いと思います。

定期付終身保険

ほとんどの方は定期付終身保険を契約していると思いますが、変額年金保険に定期付終身保険の終身保険部分を肩がわりさせることで将来のキャッシュバリューをより効果的に作れます。

また、定期付終身保険は終身保険が主契約で、大きい特約として定期保険をつけ、同時に医療保険の特約をつけている揚合も多いと思います。
この部分も、変額年金保険の部分解紛や契約者貸付で十分賄えるだろうことは、前述の通りです。


終身保険で老後は保障できるか